新NISA(つみたて投資枠)、つみたてNISAとの違いや今後について

2022年12月に、2024年から始まる新NISA制度が発表されました。現在一般NISAではなくつみたてNISAを選択している自身としては、一般NISAの後継にも見える「成長投資枠」を含めた包括的な制度情報よりは、どちらかというと「新NISAの開始によって現在のつみたてNISAがどうなるのか」という観点の情報を得たいと考えています。

NISAの概要

現在のつみたてNISAと新NISA(つみたて投資枠)の比較

現在のつみたてNISAは新NISA開始後はどうなってしまうのでしょうか。まずはつみたてNISAと新NISA(つみたて投資枠)の概要を比較してみましょう。

  • 年間投資額:40万円 → 120万円(つみたて投資枠として)
  • 非課税投資枠:800万円(20年間) → 1,800万円
  • 売却による非課税投資枠の再利用:なし → あり(対象は買付金額であって年間投資額が再利用可能になるわけではない)
  • 非課税期間:最長20年間 → 恒久
  • 投資可能期限:2042年まで → 恒久

現在のつみたてNISAの今後

現在のつみたてNISAは2024年以降どうなるのか

  • 2024年以降、新規の買付は不可
  • 新NISAの口座へ移管(ロールオーバー)は不可
  • 積み立てたETF株式投資信託は非課税期間(最長20年)満了まで保有が可能
  • 満了まで保有した場合は非課税期間終了時にその時価で払い出される

現在のつみたてNISAは今後どのように扱うべきなのか

自分の場合は再投資で購入しているため複利効果を享受するため、新NISA口座開設後もつみたてNISAの口座はそのまま残しておくことを検討しています。2042年までの間に売却をするか2042年の期限を迎えた際の払い出しを待つかいずれかを選択しようと考えています。

新NISAに向けて準備しておくこと

  • 現在つみたてNISA口座を開設している証券会社や金融庁のアナウンスを待つ
  • 新NISA口座で積み立てる商品やポートフォリオの検討

参考ウェブサイト

2024年からの新NISA制度について(楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20221216-01.html

2024年からの「新しいNISA」について(SBI証券

https://site3.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_nisa&cat1=nisa&cat2=info&dir=info&file=nisa_info221228_01.html#anc-01

NISAに関する情報(国税庁

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nisa/

NISA特設ウェブサイト (金融庁

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/

【速報】新しいNISA制度を解説します(井上ヨウスケ / 井上FP事務所 YouTube

https://youtu.be/uWDm8nQIYAI