2年前から花粉症の舌下免疫療法を始めました。コロナ禍の外出自粛や在宅勤務によって、以前よりも身の回りの生活改善や健康に気を使うに余裕ができたためです。
かれこれ20年以上、毎年春になると花粉症による目、鼻、喉のかゆみ、そしてくしゃみに悩まされていました。症状を抑えるための薬は安くはないですし、どうしても眠気などの副作用が伴います。対処療法ではなく対症療法の方が中・長期的にコスパがいいと考えたのがきっかけです。
感想、効果
まだ治療が完全に終わっていませんが、2年経過しての感想としては「始めてよかった、もっと早く始めればよかった」です。
2019年以前に比べて外出機会の減少、マスクの着用機会増加など同一条件で比べることが難しいですが、毎年スギ花粉が飛び始め粘膜のかゆみやくしゃみがひどくなる2月になっても目立って症状が出なくなりました。治療を始める前は薬を飲んでも目のかゆみやくしゃみが止まらずそれだけで疲れ果てていましたが、大きな違いを実感しています。
舌下免疫療法とは?
スギ花粉を原料とした薬を舌の下から服薬することで体を慣らして、アレルギー症状を和らげる治療法のことです。詳しくは以下ウェブサイトを参照してみてください。
舌下免疫療法とは|舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト
始めるまでの手順
自分の場合は以下のような流れでした。スギ花粉が飛散している時期に開始することができないため、始める場合は早めに予定を立てておくのがいいと思います。
- 病院(内科)でアレルギー検査を受ける
- スギ花粉によるアレルギーであることが確認できてから薬を処方してもらう
- 1日1回、薬の服用を開始
初めの1週間は服薬直後に副作用と思われる喉のかゆみや息苦しさを感じましたが、2週間目以降は特に症状は出ませんでした。
費用
1ヶ月分の薬の処方とそのための診察でおよそ3,000円、現在は健康保険の対象となっているようです。主治医の話では最低3年は継続する必要があるとのことで、3年分に換算すると決して安価とは言えませんが、個人的にはそれに勝る価値がある治療法だと感じています。